チャージWi-Fiのメリット・デメリット

チャージWi-Fi

チャージWi-Fiは、使い捨てのプリペイド方式を採用したモバイルインターネットサービスで、その特徴には様々なメリットとデメリットがあります。以下にそれぞれ詳しく説明します。

チャージWi-Fiのメリットについて

チャージWi-Fiのメリットを4つのポイントに分けて解説します。

①買い切り型だから月額料金が不要

 チャージWiFiポケット型Wi-Fi(契約あり)
月額料金無し△1,078円~
1年間使った場合の維持費0円~△12,936円~

チャージWiFiは、購入時に一定の料金を支払い、以後は月額料金が一切不要な買い切り型のポケット型Wi-Fiサービスです。

この特徴により、通常の契約型ポケット型Wi-Fiと比較して、維持費を極力抑えることが可能です。月ごとの利用料金に頭を悩ませることなく、コストをコントロールできます。

さらに、追加のデータチャージを行わない限りは追加料金が発生しないため、データを多く使わない月は料金が一切かからないという利点もあります。これにより、利用者は使った分だけ支払う柔軟性を享受しつつ、無駄な支出を避けることができます。

また、各社の買い切りポケット型Wi-Fiの価格は大きな差がない傾向にあります。そのため、買い切りポケット型Wi-Fiをお得に入手したい場合、公式サイト以外のWebショップを検討するのがおすすめです。

Webショップでは、定期的に期間限定セールが行われており、最大で3,000~4,000円ほど値引きされることもあります。これにより、同じ製品でも公式サイトよりもお得に入手することが可能です。価格比較を行い、お得なセール情報を逃さないようにすることで、予算内で買い切りポケット型Wi-Fiを手に入れることができます。

②事情があってWi-Fiを契約できない方でもOK!

チャージWiFiは購入するだけで使えるため、契約に関する手続きは一切不要です。

そのため、

  • 契約期間の縛り
  • 違約金の発生
  • 月額費用の支払い
  • 端末の返却

などを考える必要が無く、面倒な解約手続きもおこなう必要がありません

​◆チャージWi-Fiとポケット型Wi-Fiの比較

 チャージWiFiポケット型Wi-Fi(契約あり)
契約◯なし✕必須
解約◯なし✕必須
契約期間の縛り◯なし△プロバイダによってあり
違約金◯なし△プロバイダによっては発生する
端末の返却◯なし△端末をレンタルする場合は必要

さらに、チャージWi-Fiは買い切り型のため、契約プロバイダに端末の返却手続きをしなくても良いのがメリットです。

③必要な分だけギガを購入

チャージWi-Fiは最初に購入したギガを使い切っても、追加でギガをチャージすることが可能です。

ネオチャージWi-Fiの場合

データ追加1GB・・・980円
10GB・・・1,480円
20GB・・・2,880円
30GB・・・3,280円
60GB・・・4,980円
100GB・・・6,480円

※追加の購入は翌営業日中にチャージされます

ネオチャージWi-FiやリチャージWiFiといったチャージWi-Fiの有名どころは、平日18時までのご購入で、当日中にチャージされます。

※土日祝日または平日18:00以降のご購入ですと、翌営業日中にチャージされるそうです。

そのため、アプリなどで残りのギガ数を確認して使い切る前にチャージするのがオススメです。

④データの利用期限が365日と長い!

一般的なポケット型Wi-Fiはデータの有効期限が1ヵ月単位となり、使いきれなかったギガは翌月に持ち越しできないのに対し、ネオチャージWi-FiやリチャージWiFiなどのチャージWi-Fiは端末に追加GBチャージされてから利用期限が365日と非常に長いのが特徴です。

データリチャージWiFiポケット型Wi-Fi(契約あり)
利用期限365日1ヵ月
翌月への持ち越し可能出来ない

チャージWi-Fiがおススメできる人

チャージWiFiは特定のニーズや使用状況に合った場合におすすめできるサービスです。以下は、チャージWiFiが特に適している人々の例です。

  1. 短期滞在者や旅行者:
    • 旅行や出張などで一時的な滞在が多い人々にとって、長期の契約が不要なチャージWiFiは便利です。必要な時だけ利用し、その都度データ容量を購入できるため、柔軟な利用が可能です。
  2. 月ごとのコストを抑えたい人:
    • 月額料金がかからない買い切り型のサービスは、予測可能な通信費を実現できるため、月ごとのコストを抑えたい人に適しています。
  3. 臨時のインターネット環境が必要な人:
    • 突発的なインターネット接続が必要な場合、例えば引っ越し先での一時的なネット利用や、イベント時の臨時の通信環境確保などに向いています。
  4. データ使用量が不安定な人:
    • データ通信量が月ごとに安定しない人や、使わない月もある人にとって、チャージWiFiは柔軟なデータプランを提供し、無駄な支出を避けるのに役立ちます。
  5. 複数デバイスを利用する人:
    • 複数のデバイスを同時に利用したい場合、チャージWiFiはその柔軟性から、複数デバイスの同時接続に対応できるため便利です。
  6. 契約の手続きが煩わしいと感じる人:
    • チャージWiFiは契約が不要なため、手続きが煩わしいと感じる人に向いています。初期設定済みモデルは届いた時点ですぐに利用できるため、手軽さがあります。

これらの要因に当てはまる場合、チャージWiFiは適切な選択肢となります。ただし、使用環境や通信ニーズによっては、他の通信サービスも検討することが重要です。

チャージWiFiのデメリットについて

続いてチャージWi-Fiのデメリットを4つのポイントに分けて解説します。

①本体(端末)代金が必要

チャージWiFiを使うためには、端末代金を必ず支払う必要があります。

本体代金も安くはなく、ネオチャージWi-Fiの場合、100ギガ付きで25,000円となります。

ネオチャージWi-Fiポケット型Wi-Fi(契約タイプ)
端末代金25,000円~0円~


一部の契約タイプのポケット型Wi-Fiプロバイダでは、端末をレンタルする際に本体代金が一切かからないところもあります。

このため、ポケット型Wi-Fiの初期費用を最小限に抑えたい利用者には、リチャージWiFiはおすすめできません。端末レンタルのサービスを利用することで、手軽にポケット型Wi-Fiを導入できるだけでなく、初期の負担を軽減することができます。

②通信速度が大手キャリアより遅い

チャージWiFiは4大キャリアの電波を利用できますが、通信速度としては高速ではない特徴があります。

実際、リチャージWiFiと大手キャリアのポケット型Wi-Fiを比較すると、通信速度には1.5~3倍ほどの差が現れることがあります。

YouTubeなどの動画を単純に視聴する分には問題ありませんが、リチャージWiFiは以下のような用途には向いていない点があります。

  • 4Kなどの高画質動画の視聴:
    • 25Mbps以上の安定した通信速度が必要な高画質動画を視聴する場合、通信速度が不足する可能性があります。
  • 複数人での動画視聴:
    • 複数人が同時に動画を快適に視聴する場合、一人あたりの通信速度が分散され、各端末への通信速度が低下する可能性があります。

これらの要因から、高速な通信速度が必要な用途には向かないことに留意が必要です。通信速度が重要な場合は、大手キャリアやWiMAXのプロバイダなど、より高速なポケット型Wi-Fiを検討することがおすすめです。

③追加のギガチャージ代が会社によっては高額

チャージWi-Fiは、他社のプリペイドポケット型Wi-Fiと比較して、中容量から大容量の追加データチャージ代がやや高めになっています。特に、100GBに関しては他社の同等のサービスよりも高い水準となり、大容量のデータ通信を必要とする方にはリチャージWiFiは最適ではありません。

追加チャージリチャージWiFiおてがるWiFi ネオチャージWiFiギガセットWiFi
10GB1,480円1,180円1,480円1,980円
30GB3,280円2,980円3,280円3,980円
50GB4,980円3,680円販売なし4,980円
60GB販売なし販売なし4,980円販売なし
100GB6,980円5,780円6,480円6,480円

データを多く利用する方にとっては、「おてがるWiFi」やデータ無制限のポケット型Wi-Fiなどを検討することがおすすめです。これらのサービスは、通信容量に制限がなく、追加データチャージ代が発生しないため、大容量のデータ通信が頻繁に発生するユーザーに適しています。

※ただし、おてがるWiFiは本体(端末)をレンタルする形になり、契約終了後は返却の必要があります。

④サポートがメールフォームのみ

チャージWiFiの各社は、「お問い合わせフォーム」からの連絡が主なサポート手段であり、電話での相談対応は提供されていません。このため、急なトラブルが発生した際にすぐに回答を得ることが難しいかもしれません。

トラブルに関するサポートが不安な場合は、電話サポートが充実している契約タイプのポケット型Wi-Fiを検討することがおすすめです。電話での対応が可能なサービスでは、迅速かつ直接的に問題を解決することができ、不測の事態にも迅速に対処できます。

ポケット型Wi-Fiプロバイダのなかでも、受付時間の長さなど電話サポートの手厚さには差があります

チャージWi-Fiがおススメできない人

チャージWi-Fiは特定の使用状況やニーズによっては向かない場合があります。以下は、チャージWi-Fiがおすすめできない人々の例です。

  1. 高速通信が必要な人:
    • 動画のストリーミングやオンラインゲームなど、高速かつ安定した通信が必要な場合は、チャージWi-Fiよりも通信速度が高いサービスを検討した方が良いでしょう。
  2. 大容量データ通信が必要な人:
    • 大容量のデータ通信が頻繁に発生する人や、特に100GB以上のデータ通信を必要とする場合は、他のオプションが適しています。
  3. トラブル時に迅速なサポートが必要な人:
    • トラブル発生時に即座にサポートが必要な場合、チャージWi-Fiのように電話対応が限定されているサービスではなく、電話サポートが提供されている他のプロバイダを検討した方が良いでしょう。
  4. 定額制のサービスを希望する人:
    • データ通信を月額で利用することに抵抗がない場合は、他の定額制のポケット型Wi-Fiサービスが適しています。
  5. 契約期間を重視する人:
    • 長期の契約を希望する場合や、長期間同じサービスを利用したい場合は、定期的なチャージが必要なチャージWi-Fiよりも、通常の契約型のサービスを検討した方が適しています。

これらの点を考慮して、自身の通信ニーズに最適なサービスを選ぶことが重要です。

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